キャッツ 福岡ならではのゴミオブジェ。ただのゴミではありません!

『キャッツ』の舞台は、都会のゴミ捨て場。

劇場に一歩足を踏み入れると、
そこは猫の世界!

自分も猫になったように錯覚してしまいます。

hukugomW200

実寸の3~5倍に作られたゴミオブジェ。

舞台装置は客席にまでせり出していて、
所狭しと壁一面にひしめき合っています。

総量は、11トントラック約50台分にものぼるそうです!

『ご当地ゴミ』オブジェは
大きなサイズでも、本当にリアルで実物そっくり!

hukuokagomW200

劇場の至る所に飾られたご当地ゴミ。

そのすべてを発見するのは、
さすがに難しいですが、
劇場に入ったら、ぜひ探してみてください!

四季の舞台美術さんたちは、

ゴミのオブジェを見て、
思い出を思い出していただけたら、
キャッツの世界へ誘導するという役割が果たせますね。

と言っています。

この舞台の空間を埋めるために
作られるゴミのオブジェですが、

2011年の東日本大震災の被災地に赴いた時、
このゴミオブジェに対する思いが
大きく変わったそうです。

被災地にあった瓦礫を見て、

これはゴミではない。
思い出のかたまりだと思った。
これまでは
空間を埋める作業をしてきたが、そうではない。

『思い出のかたまり』が舞台なんだ、と。

作るものは一緒でも、

そのものに対するとらえ方がはっきりと変わった後、

「キャッツ」の舞台装置は
だんだんと変わってきたそうです。

それまで大量生産できる紙ゴミが多かったのですが、

思い出を持つものを作るように
意識が変わってきました。

今回はじめて『ファミコン』を作ったのですが、
それを見て、たとえばそれを買ってもらった時、
「おじいちゃんに買ってもらったな」
などと思い出していただけたら。

と、美術さんたちの思いが込められています。

gomiW176

そのスケール感はもちろん、
1点1点のオブジェのクオリティも注目!

この『ファミコン』オブジェや
福岡の銘菓『鶴乃子』オブジェは、

何処にあるのか、

私も劇場で探すのが楽しみです。(*^^*)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする