猫たちに見下され、
誰にも相手にされない
孤独なグリザベラ
ぼろぼろのコートを着ていて
「メモリー」を歌う
嫌われ者の元娼婦。
CATSを観たことがなくても
この曲は、知っている人も多いと思います。
若いころは、売れっ子の娼婦だった
というが、今は見る影もない。
ぼろぼろのコートの下は、
黒ラメのスリップドレス、靴はピンヒール、
手袋もはめています。
足を引きずるように歩く孤独な猫。
群舞でダンスが激しくなってくると
タイヤの上に移動します。
ダンスシーンではデュトロノミーの近くにいます。
全編を通して
隅っこで独り寂しくしています。
舞踏会でも上手上方にたたずんでいたりします。
グリザベラが歌う「メモリー」は、
切なく祈るような歌声で、
何度聴いても涙が出ます。