ライオンキングで唯一の
パペット、マスクのない出演者
呪術師のラフィキ
呪術師ってなにかというと、
超能力を持っている
祈祷師、霊媒師のことで、
占い、医療、気象予報ができて、
人々の身近な相談役
や
神との連絡役をする人のこと。
ディズニー映画のラフィキは
年老いたオスのヒヒですが、
”ミュージカル”ライオンキングのでは女性が演じています。
そして、
”ミュージカル”ライオンキングの
大きな特徴のパペットとマスクを
ラフィキは身につけていません。
”ミュージカル”ライオンキングの生みの親
演出家 ジュリー・テイモアは、
この役には、
最初から最後まで
人間らしさを強く打ち出したいと思っていたことから、
ラフィキはマスクをかぶったり、
パペットを操ったりしない唯一の出演者となった。
と言っています。
ラフィキのメイクは、
アフリカに生息するヒヒの顔
ヒヒは、
赤、青、黄色の顔で、手が長く足が短い。
指先に竹製の細い筒をはめて手を長くし、
上部にヒヒの足が掘ってある靴に
足を深く沈み込んで足を短く見せています。
細かく馬の毛で編んだ襟は、
ヒヒの突き出た胸。
色とりどりのビーズでできた
お尻のパッドを低い位置に
ぶら下げています。
そして、
このド派手なヒヒのメイクですが、
ラフィキ役の俳優さんは、
最初は1時間以上もかかるそうで、
慣れてくれと20分くらいで
できるようになるとのこと。