初心者のための『ミュージカル用』オペラグラスの選び方

今までオペラグラスを使ったことがなかったけど、

舞台を観る機会も増えたし、
初めてオペラグラス(双眼鏡)を購入したい。

間に合わせで買った1000円くらいの
オペラグラスを使っているけど、
やっぱりあんまりよく見えない。

 

という方のために、

オペラグラス(双眼鏡)の性能と
ミュージカル用オペラグラスの選び方を紹介します。

 

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まずはミニ知識

オペラグラスと双眼鏡の違いって?

観劇用に製品化された双眼鏡のことを、
オペラグラスと呼んでいます。

観劇用双眼鏡≒オペラグラス

ということになります。

 

商品名で分かる双眼鏡の性能

 

双眼鏡の性能の中で最も基本となるのが、
双眼鏡本体に印字されている

3つの数字

 ○×△ ◇°という表記があります。

○ :倍率
△ :対物レンズの有効径
(対物レンズ:目をくっつける方とは逆のレンズ)
◇°:実視界(双眼鏡を動かさずに見ることができる範囲)

対物レンズ431266

 

 

ヒノデ5×20-A33つの数字W500

 

商品名にも
○×△(倍率×対物レンズの有効径)が書いてあります。

ヒノデ双眼鏡:  5 × 20 – A3 は、

倍率が5倍で、対物レンズの有効径20㎜ということです。

 

 

双眼鏡の選びの基礎知識

 

倍率

 

まず最初に、勘違いしている人が多いのですが、

倍率が高いほどよく見える

6倍よりも8倍、
8倍よりも10倍の方がよく見えるのでは?

と思いがちですが、違います!

(実は、私もそう思ってました^^;)

 

そもそも倍率というのは何か?

 

10倍の双眼鏡というのは、

何が何の10倍なのでしょうか?

 

これは、

10倍の双眼鏡で、800m先の物を見たとき、
800÷10=80で、

80mのところから
肉眼で見たのと同じ大きさで見えるということです。

 

8倍の双眼鏡なら
800÷8=100mで、
100mのところから肉眼で見たのと同じということです。

8倍遠い距離からでも同じ大きさに見えるのですから、
8倍の双眼鏡といいます。

倍率644251

倍率は「その大きさ」で
見ることができるというだけのことです。

 

倍率が高ければ高いほど、
目標物に近づいて見ていることにはなります。

それだけで、
見やすい双眼鏡とは限らないので、注意してください。

 

 

対物レンズの有効径

 

対物レンズの内径を
「対物レンズの有効径」と言います。

対物レンズというのは、
覗くのとは反対側のレンズのことです。

覗く側のレンズは「接眼レンズ」といいます。

対物レンズ431266

s-ヒノデ双眼鏡5×20-A3文字入り444298

 

同じ倍率のとき、
対物レンズの有効径が大きいほど集光力があり、
解像力と明るさが向上します。

でも、
レンズ(の有効径)が大きくなると
双眼鏡自体も大きく重くなります。

 

実視界

 

双眼鏡を動かさずに見ることのできる範囲を、
対物レンズの中心から測った角度です。

実視界が大きいほど見える視野は広くなります。

 

実視界568231

たとえば
動きの速い野鳥を視野に入れておくためには、
実視界が広い双眼鏡がむいています。

 

 

明るさ

 

双眼鏡の性能の一つに

双眼鏡の「明るさ」があります。

 

双眼鏡の”明るさ”って何か?

双眼鏡の”明るさ”ってあまりなじみのない値だと思いますが、
双眼鏡の性能表を見るとちゃんと載っています。

 

双眼鏡の明るさというのは、

この倍率とレンズの有効径から計算できる数値で、
対物レンズの有効径を倍率で割ったものがひとみ径
ひとみ径の二乗が明るさになります。

 

倍率 5倍×対物レンズの有効径 20㎜ の双眼鏡の場合

ひとみ径:20÷5=4㎜

明るさ:4×4=16 となります。

 

明るさが違うと何が違うのかというと、

見え方の「鮮明さ」が違います。

 

10倍の双眼鏡だったら、
10倍近い距離の大きさで見えるのですが、

それはあくまでも
”その大きさ”で見えるということで、

倍率が高くても明るさが足りない
対象がボンヤリしてしまいます。

 

 

ミュージカル用の双眼鏡の選び方

 

オペラグラスを選ぶには、まず会場の規模を確認しよう

双眼鏡の倍率を選ぶ
では、ミュージカルを観るのにはどんな双眼鏡が良いのか?

見たい俳優さんまでの距離はどれくらいあるのか?

客席から舞台まで何メートルくらい離れているのか?

ということですが、

劇場舞台499331

舞台断面500190

 

例えば、

四季劇場[夏]は
客席数が1200席
舞台前から客席最後列(22列)までの距離が25.5m
舞台奥行きが18.8m

ですから
舞台中央真ん中から客席最後列までの距離は
9.4m+25.5m=34.9mと

おおよそ35mくらいになります。

 

5倍の双眼鏡だと、35÷5=7m
(7mの距離から肉眼で見たときの大きさに見える。)

6倍の双眼鏡だと、35÷6=5.8m
(5.8mの距離から肉眼で見たときの大きさに見える。)

8倍の双眼鏡だと、35÷8=4.3m
(4.3mの距離から肉眼で見たときの大きさに見える。)

 

だいたい15mくらい近づくと、
人の顔の表情が分かるようになりますから、

10m以内まで近づけば、役者さんの表情は分かります。

 

ですから、

四季劇場では、5倍の双眼鏡で、
十分に役者さんの表情は見ることができます。

 

四季劇場は、他もそれほど変わりません。

一番大きな劇場が
四季劇場[春]で、客席数 1,255席

四季劇場[夏]は、1,200席

大阪四季劇場は、990席

新名古屋ミュージカル劇場は、990席

北海道四季劇場は、994席

福岡のキャナルシティ劇場は、1,144席

 

 

動きのあるミュージカルでは実視界の大きいものが有利

■実視界を確認する

コンサートの場合なら、見たいアーティストが
ほとんど動かないで歌っていますが、

動きのあるミュージカルでは
複数の役者さんが
一つの視野にバランスよく収まるものがいいので、

実視界の角度が大きいものが有利です。

 

劇場で見るミュージカルは明るさの大きいもの

■明るさを確認する

舞台の上は、スポットライトを
あびているときは明るいけれど、

暗いシーンや
舞台脇の小芝居を見るのには暗いので、

明るい機種がおすすめです。

 

明るさが高い双眼鏡なら
役者さんの表情をはっきり見ることができます。

 

小型・軽量で持ち運びに便利なもの

■双眼鏡の大きさ、重さを確認する

せっかくのミュージカルですから、
ちょっとオシャレして出かけたいものです。

移動時はバッグやポケットに簡単にしまえて、
使いたいときにサッと取り出せる。

軽量で、長時間使っても腕が疲れないものがいいです。

 

観劇中は、それなりの時間覗くので、重いと疲れてしまいます。

女性なら、200gまでのをおすすめします。

 

 

自分の手に合った使いやすいもの

 

双眼鏡は、購入する前に、
手にとって試してみることをおすすめします。

自分の手になじむ、使いやすいもの。

見たいとき、サッと使える自分に合った双眼鏡が一番です。

ですが、
店頭に双眼鏡をおいているお店ってなかなかないんですよね。。。
特に私が住んでいる岐阜の田舎では本当にないです。お店。

 

 

次回は、ミュージカル用おすすめのオペラグラス(双眼鏡)を紹介します。

実際に私が使っての体験談を交えてご紹介します。

使用感に関しては、個人の好みもありますので、
一個人の感想として、気軽に読んで下さい。

 

 

 

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